UVERworld『TYCOON』が熱い。
UVERworldの最新アルバム『TYCOON』が2017年8月に発売されました。
UVERworldと言えば「D-tecnoLife」や「SHAMROCK」に代表されるロックなイメージでしょう。
メロディセンスが良く、とても耳なじみの良いロックでポップな楽曲が得意。
もちろん今作もロックが根幹にはありますが、前作までとは明らかに違います。
もう、全然違うんですよ。
一番の違いは歌詞から伝わるメッセージ性です。
例えば「PRAYING RUN」という曲が収録されています。
これはボーカルのTAKUYA∞が日課であるランニング中に考えていることを歌詞としています。
「周りからは強い人に見られるけど、決してそんなことはないんだ」
「何もわからない中で、がむしゃらに走って掴み取って来たんだ」
そんな熱いメッセージと、間違った理解をされてしまう孤独感が伝わってくる曲です。
目立たせる楽器を歌詞によって超えることで、強弱をや気持ちを上手く表現しています。
「分かりやすいロック」とは一線を画すものです。
また、「LONE WOLF」という曲はファンひとりひとりへ向けた熱いメッセージソングです。
ともに戦ってくれるファンへの絆を確かめるような歌詞が特徴。
アルバム全体を通して、リスナーにより深く刺さるような曲が揃えられています。
きっと初めてUVERworldを聴くという方にも、共感できる曲があるのではないでしょうか。
巷に溢れるロックナンバーに飽きてしまったというコアな音楽ファンにもおすすめの1枚です。