【ポップス】デミ・ロヴァート – Tell Me You Love Me

2008年のセンセーショナルなデビューがまだ記憶に新しいデミ・ロヴァートの本作はミュージシャンとしての彼女の成長が顕著に現れた意欲作となっています。

デビュー・アルバム収録の「Get Back」などで見られた元気一杯の彼女の姿は鳴りを潜め大人の女性へと変貌したことが各曲の一声一声から窺えます。

1曲目の「Sorry not sorry」から2曲目のタイトル・トラック、その後に続くに従って彼女の歌声に魅了されてしまいました。

まだティーンの頃のデビュー・アルバムなどだけの情報を元に本作をお聴きになられる方は相当驚くことでしょう。

彼女がこれまでにこなしてきた女優業がものを言っているのかもしれません。

ただ、あまりにもその頃の彼女の作品を好まれる方にとっては少し違和感を抱くこともあるかもしれませんが…。

その辺りはまったく別物として捉えて感じ取ってほしいものです。

そうして聴いた場合、アルバム一枚を通した一貫性と感情豊かな彼女の表現方法の素晴らしさに必ず気付くことができます。

過去の5作品と比較してもソング・ライティングの秀逸さは群を抜いているように思え、その楽曲たちを彼女が上手に歌い上げることにより一層聴く者を魅了するアルバムに仕上がっています。

少し前の話となってしまいますが、彼女の歌う「Let It Go」もとても素晴らしい作品ですのでディズニー・ファンの方にも是非お聴きになっていただきたく思います。

私生活では過去に問題を抱えていた時期もあったそうですがそれを克服した今だからこそこの素晴らしいアルバムを作り上げることができたのでしょう。