80年代イギリス・マンチェスターで生まれた最高傑作。

80年代後期。イギリスのマンチェスターという、かつて産業革命が起こった北部の都市で、一大音楽ムーブメントが起こりました。ダンスミュージックとロックのコラボレーションと言うべき、踊れるロックミュージックという新ジャンルが生まれたのです。マッシュルームカットに、極太のフレアジーンズ、だぼだぼのTシャツにというファッションがシンボルでした。そのムーブメントはマンチェスターという土地にちなんで、「MADCHESTER(マッドチェスター)」と呼ばれていました。

そのMADCHESTERブームの火付け役とも言える、もっともアイコン的なバンド、それがThe Stone Roses(ストーン・ローゼズ)というグループでした。彼らの1989年にセルフタイトルのデビューアルバム「The Stone Roses」は1989年インディーチャート初登場2位、翌年のナショナル・チャートでは19位に。イギリスの由緒ある音楽新聞NMEでは史上最高のアルバムと言われ、その後の90年代に巻き起こったブリットポップ・シーンのバンドに多大な影響を与えたのは間違いない作品です。

とにかく、最初から最後まで一曲の捨て曲もなく、その曲順に至っても、スタートからエンディングまで完璧です。メロディーの良さ、歌詞の良さ、クオリティーとキャッチ―である事が見事に比例した素晴らしいすべての楽曲。これを聴かずして人生を終えるのは、大きな損とも言える、音楽史に残る傑作です。